「お稽古では、一体どんなことをするのだろう?」 初めての方は、期待と共に少しの不安もあるかもしれません。
ここでは、和雪庵での基本的なお稽古の流れを、ステップに沿ってご紹介します。
全体の流れを知ることで、きっと安心してご参加いただけます。

Step 1: ご挨拶と準備

茶室に入りましたら、まずはご挨拶。
その日のお稽古で使う帛紗(ふくさ)などの道具を準備します。
一つひとつの準備にも意味があります。わからないことは庵主が丁寧にお教えしますので、ご安心ください。

世間話から和気あいあいと今日の稽古の説明
茶室への入り方

Step 2: 季節のお菓子をいただく

お稽古は、まず主菓子(おもがし)と呼ばれる季節の生菓子をいただくことから始まります。
お菓子の名前や、それに込められた季節の物語を知るのも、茶の湯の大きな楽しみの一つです。

※生菓子の用意がありますので、直前の予定変更は極力避けてください。

Step 3: お茶をいただく

お客様として、庵主がお茶を点てる「お点前(おてまえ)」をご覧いただき、お茶をいただきます。
お茶を取りに行く所作や頂く前、頂いたあとの所作も、行事ごとに説明します。

Step 5: 道具の拝見

お茶をいただいた後、その日に使われた茶道具を拝見します。
特にお茶を入れる「棗(なつめ)」や、お茶を掬う「茶杓(ちゃしゃく)」には、作者の想いや季節の趣向が込められています。庵主の説明を聞きながら、その美しさや背景にある物語に触れる、知的な楽しみのある時間です。
こうしたタイミングのときに、気軽に質問をしていただければと思います。

ご挨拶と、今後の流れについて

稽古中のご質問にお答えしたり、今後の進め方についてお話ししたりします。
「自分で点ててみたい」という気持ちが芽生えたら、その気持ちを大切に、少しずつ次の段階へ進んでいきましょう。

稽古以外の話題は、このときに煎茶を飲みながらすることが多いです。
一通り道具を見てから話すので、自然と理解しやすくなります。

以上が基本的な一連の流れです。
稽古の内容によっては多少変化はありますが、お話しながら進めますので安心してください。

1回の稽古はおおよそ3時間程度です。

気になったこと、ご質問等お気軽にお問い合わせください。